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血糖値と健康【管理栄養士コラム】

🍭血糖値と健康

血糖値が急激に上がると身体に悪い!とか、GI値とか、白いごはんはよくない、なんて話、よく聞きますよね。具体的にはどう身体に悪いんでしょう?

血糖とは血中に存在するグルコース、糖の粒です。でんぷんなど糖類を分解したもので、身体を巡って身体を動かすエネルギーの元になります。糖質はほかのエネルギー源であるたんぱく質・脂質よりも消化吸収しやすく、利用されやすい栄養なのですが、糖質に偏った食事にも落とし穴が存在します。

 

血糖値は食後2時間程度で最大になります。糖質に偏った食事は消化吸収が早く、血管中に急激に血糖が増加することになります。血糖値の急激な上昇です。

糖は粒が大きく、血中に増えすぎると血管を傷つけやすくなります。それを防ぐため、身体の細胞は血糖を血管から細胞内部に素早く取り入れようとします。そうすると、多くの糖を身体を動かすエネルギーに変換するのが間に合わず、ひとまずエネルギーの貯蓄形態である中性脂肪へと変えて貯めておく働きをします。

つまり、血糖の急激な上昇は結果として体脂肪の増加を招きます。更に、血糖値の急激な変化は刺激が強く、クセになりやすいため、何度も繰り返すことで「物足りなさ」を感じるようになります。

 

また、血糖を取り込む、つまり血糖値を下げる指令を出すホルモンは1種類しかありません。インシュリンです。これは膵臓から分泌されます。

インシュリンは刺激の強いホルモンで、急激に分泌されることが続くと、身体がその刺激に慣れてしまいます。そうすると、血糖を下げるのにより多くのインシュリンが分泌されることになります。

インシュリンの分泌量の増加は、身体に強い刺激を与えたり、分泌する膵臓が疲弊してしまったりして、血糖値を下げることがうまくできなくなってきてしまいます。これが血糖コントロールがよくない状態です。

 

血糖が血中に多い状況が続くと血管壁が傷つき、様々な不調を身体にもたらすことになります。

🏃血糖値を健康に🥬

血糖コントロールの悪化を防ぐために必要な食事のポイントは、野菜とPFCバランスです。

野菜に含まれるビタミンは糖質の処理を助けてくれ、食物繊維は血糖の吸収を穏やかにしてくれます。

PFCバランスは糖質、たんぱく質、脂質のバランスです。吸収の素早い糖質だけでなく、吸収に時間がかかるたんぱく質や脂質もバランスよくとることで吸収スピードを調節することができます。

 

 

エネルギーを利用し、たんぱく質の吸収をサポートしてくれる運動と合わせ、健康な体を作っていきたいですね。

 

 

 

💀糖尿病🍬

 

 

こうして、身体が自然な働きで血糖のコントロールを失った状態が糖尿病です。

血糖のコントロールの悪化をそのままにしておくと、血中に増えすぎた糖で血管壁が傷ついて動脈硬化を起こし、堅くなった壁に積もったコレステロールが血栓となり、血流で押し流されて毛細血管に詰まります。手足の末端や脳、心臓などの細かい血管が流された血栓で詰まり、壊死や心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす怖い病気です。

また、繰り返しインシュリンを分泌した膵臓の疲弊から、膵臓ががんを発することもあります。膵臓は様々な臓器の影に隠れてがんが見つかりにくく、気付いた時には手遅れのことも少なくありません。

血管壁や膵臓自体に痛覚はありません。病気の初期には自覚症状が現れないことがほとんどです。知らぬうちに深刻な身体障害のリスクが高まるため、こうなってしまうと採血をして状態を確かめながら調節していくしかないのです。

 

 

 

🍽管理理栄養士監修レシピ🍴【冬にうれしいおでん】

 

 

 

【材料】(2人前)

だし

・つけだし(昆布を水に漬けてひとばん置く)…800ml程度

・しょうゆ…大さじ1と1/2

・みりん…大さじ1と1/2

・塩…小さじ1/4

具材

・こんぶ…1枚、つけだしに使ったもの

・大根…4cm程度

・こんにゃく…1/2枚

・たまご…2こ

・ちくわ…2本

・さつまあげ…2枚

・はんぺん…1枚

 

①つけだしは水と昆布を冷蔵庫に一晩入れておくか、30分漬けてから弱火で40分ほど煮だします。昆布は食べやすい大きさに切っておくとそのまま煮られます。

 

②たまごも茹でておきましょう。水から入れて15分ほどで固ゆでです。冷水にとって細かくひびを入れ、水をかけながら薄皮を剥がすように剥くとむきやすいです。

 

③大根は皮をむいて好みの大きさに。こんにゃく、ちくわ、さつまあげ、はんぺんも食べやすい大きさに切ります。はんぺんはとても膨らみますので少し小さ目に。

 

③昆布を入れただしにしょうゆとみりん、塩を入れて火にかけます。大根、たまご、こんにゃくなど堅いもの、味の通りにくいものから入れ、弱火でじっくり煮ます。

 

④ちくわ、さつまあげを入れて更に煮ます。はんぺんは柔らかくふくれるため最後に入れます。大根に火が通ったら食べごろです。味がしみたものを食べたいときは一度冷ますと味がしみやすいです。

 

冬に温かく、野菜もとれるおでん。さつま揚げは揚げてありますが、地が油を吸い込みにくく意外と脂質が少ないです。

 

 

 

塩味が物足りないと感じる時は辛子などの薬味で風味を足しましょう。