管理栄養士コラム(ベジファーストについて)

◾️ベジファーストの効果

「ベジタブルファースト」は、健康にうれしい効果がたくさんあります。

今回は、食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」の効果について解説します。


食事の開始時、体は多くの場合空腹状態にあります。空腹時は栄養の吸収が早くなりやすく、ごはんやパンなどの糖質を先に摂取すると血糖値が急激に上昇しやすくなります。


そこで役立つのが、食物繊維を多く含む野菜を最初に食べる「ベジファースト」です。

食物繊維は糖質の吸収をゆるやかにしてくれるため、血糖値の急上昇(血糖スパイク)を防ぐ効果が期待できます。


※血糖値が急激に上がることのデメリットについては、

「管理栄養士コラム(血糖値について)」をご覧ください。





◾️食べる順番療法とは



「食べる順番療法」は、もともと糖尿病患者さんのための栄養療法として考案された方法で、食後の血糖上昇を抑える効果が期待されています。


基本的な順番は、

野菜 → たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品) → 糖質(ごはん・パン・麺類)

が効果的とされています。





◾️食べる順番療法の効果



・野菜に含まれる食物繊維が、糖質・脂質・コレステロールの吸収を穏やかにする


・糖質より先に野菜やたんぱく質、脂質を摂ることで、消化管ホルモンが分泌され、胃腸の動きがゆっくりになる


これらの作用によって、食後の急激な血糖上昇が抑えられます。


さらに、

・野菜をよく噛むことで満腹中枢が刺激され、自然と糖質の食べ過ぎを防ぎやすくなる

・おかずを先に食べ終えることで、味付けが薄味になりやすく、血圧対策にもつながる


といった、うれしい効果も期待できます。


「食べる順番療法は少しハードルが高い」と感じる方は、まずはベジファーストから始めてみるのがおすすめです。





◾️ベジファーストの正しいやり方



ベジファーストは、「順番」と「食べ方」がとても大切です。

「何となくやっているけれど、効果が実感できない…」という方も少なくありません。


食べ物は、口に入った瞬間にすぐ吸収されるわけではありません。

よく噛んで細かくなり、胃で消化され、小腸に送られてからゆっくりと吸収されます。


そのため、

野菜を少し食べてすぐにごはんを食べてしまうと、胃の中で一緒になってしまい、十分な効果が得られにくくなります。


野菜を食べてから炭水化物を食べるまで、

5〜10分ほど間をあけることが理想的です。

「順番」だけでなく、「ゆっくり食べること」がベジファースト成功のポイントです。





⭐️ベジファーストの極意⭐️



5分以上かけて、ゆっくり・よく噛んで野菜を食べましょう🥦🥕🍅🥬


途中でお腹がいっぱいになった場合は、

「無理に完食しない」ことも大切な選択です。


食事の時間と、食後のゆったりした休憩時間をしっかりとり、

無理なく続けられる食習慣で、健康な体を目指しましょう。