栄養指導とは
栄養指導、と聞くとどんなイメージがあるでしょうか。
栄養は毎日の食事で摂れるのでは?毎日の食事を全部変えなきゃいけないの?サラダしか食べちゃいけないとか、白米は禁止とか、ジョギングしなきゃいけないとか、おやつは駄目だとか。知ってはいるけど全部やるなんて無理!
と、もしかしたら厳しいイメージがあるかもしれません。完璧な献立、管理された運動習慣、毎日続けることが可能なら、それにこしたことはありません。
もちろん、毎日の食事が私たちの体を作っています。
1年365日、誰でも毎日食事をします。その人にとっての「ふつう」の食事です。
野菜をとれば、たんぱく質を摂れば、運動をすれば、わかっちゃいるけどできないことばかり。日々流されるようでも食事をしなければ生きてはいけません。
栄養指導とは、基本的には毎日の食事の”バランスを整える”お手伝いをすることです。
当院の栄養指導
保険診療における栄養指導は、生活習慣からくる疾病を改善する目的で行われます。
毎日の食事が作る体の、多くは臓器や血液の異変。それを改善するためには、食事に対してアプローチをしていくことが必要です。
当院の栄養指導では、食品の禁止や課題を課すようなことはしていません。基本的にはその人の普段の食事、生活習慣、毎日続けている生活をベースに、この先続けていくための工夫を提案します。
たとえば野菜のおかずを一品増やすとか、おやつの量を少し減らすとか、少し速足で歩くとか。ひとつひとつは小さくとも、続けていくことで積み重なっていきます。
もちろん、毎日同じ生活が続く訳ではありません。およばれでケーキを食べたり、風邪を引いて寝込んだり、色んなイベントが起きますよね。
そんな時でもたとえば3日とか、一週間だとか、長いスパンでバランスをとり、続けていくことを推奨しています。昨日はおやつを食べ過ぎたから少し控えようとか、先週休んでしまったから今週からウォーキングを再開しようとか、諦めずに続けていくことで今よりも良い状態にできるはずです。
身体によいはひとそれぞれ
人間の体は個別につくりが違います。生まれ持った臓器は替えがききません。死ぬまで付き合う大事なパーツです。
コレステロールが高くなりやすかったり、中性脂肪が高くなりやすかったり、血糖のコントロールが苦手だったり、そのひとの体の特性がそれぞれにあります。
生活習慣が与える影響もそれぞれに違います。一律に生活を矯正しても、思うように成果が上がらないこともあります。
だからこそその人の体やベースの生活習慣を見ながら調整していく必要があるのです。
「あの人はもっとお菓子を食べていた!」
「あの人の方が運動していない!」
不公平を感じることもあるかもしれませんが、あなたの体はあなただけのものです。自分の体や検査結果と向き合い、じっくりと取り組んでいきましょう。
