上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査について

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は、細長いファイバーを鼻や口から入れて、食道・胃・十二指腸を見る検査です。


胃カメラ検査をご希望の場合、胃カメラをするのが妥当か、持病や常用薬の確認、検査についてのご説明、同意書のお渡しなどのため、事前診察が必要になります。消化器内科の外来をご予約下さい。


初診当日に胃カメラの検査をご希望の場合には予約の際に、当日胃カメラ検査を希望することをお伝え頂いた上で、朝食事をしない状態で来院してください。

しかし、原則は上記のように事前診察をお受けいただいた上で別の日に胃カメラ検査を受けて頂いております。当日の診察状況によっては、その日中に胃カメラ検査が受けられないこともございますので、予めご了承下さい。


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※胃カメラ検査は消化器内科の外来時間内となります。

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★鎮静剤(眠たくなるお薬)の使用については
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◆注意事項◆

食事が胃の中に残っていると、十分に観察ができなかったり、万が一検査中に吐いてむせ込んだ場合に窒息や肺炎のリスクになるため、絶食の状態でないと検査が受けられません。

午前中の検査の場合は、前日の21時までに食事を済ませて頂き、朝食を食べずに来院して頂きます。食事を取らないと脱水になりやすいため、お水やお茶は多少飲んで頂いて構いません。

朝のお薬は、糖尿病の薬以外は原則いつもどおりに飲んで構いませんが、事前診察の際に医師に確認をしてください。

血液をサラサラにするお薬(抗血小板薬、抗凝固薬)を飲んでいる方は、当日の休薬が必要な場合もございますので、事前診察の際にお申し出下さい。


◆胃カメラ検査の流れ◆

来院頂きましたら、受付に検査予約票と同意書(胃癌内視鏡検診の場合は受診票も)をお出しください。

問診票をお渡ししますので、ご記入頂き、受付にご提出下さい。

看護師からお声かけさせて頂き、問診票・お薬手帳の確認と血圧・経皮的酸素濃度のチェックを行います。

※バイタルサイン(血圧、脈拍、経皮的酸素濃度濃度)に異常があるなど、検査が安全に行えない状況と判断された場合には、検査を取りやめることがございます。

胃の中の泡を消すお薬(ガスコン、プロナーゼ)を水に溶かしたものをコップ1杯内服して頂きます。

麻酔(①または②へ)

①鼻からの検査の場合

鼻血を予防するため、鼻粘膜の血管を収縮するお薬(プリビナ)を鼻の中に入れます。

麻酔薬(キシロカイン)が入ったどろっとした液体を鼻の中に入れます。

鼻からカメラを挿入します。


②口からの検査の場合

麻酔薬(キシロカイン)が入ったどろっとした液体を口に含み、喉の奥に溜めた後、飲み込んでいただきます。

麻酔薬(キシロカイン)のスプレーを喉に噴霧します。

マウスピースを咥えて頂き、口からカメラを挿入します。

検査自体は概ね5-7分程度で終了しますが、生検など精密検査が必要な場合はもう少し長くなることもあります。

検査終了後、1時間程度(麻酔が切れるまで)は飲食ができません。

少量の飲水を試し、むせ込みがないか確認してから、消化の良いものをゆっくり召し上がるようにして下さい。


検査後に気分が悪くなったり、ふらつきがあるなどの場合は、院内でお休みいただく場合もございます。

お時間には余裕を持ってお越し下さい。