内視鏡検査における鎮静剤使用について

◆内視鏡検査における鎮静剤使用について

当院では、胃カメラの苦痛を少なくするために、鼻からの胃カメラの他、鎮静剤(眠たくなるお薬)を使用した(口からの)胃カメラが受けられます。


鎮静剤は注射薬です。検査前に点滴のルートを取らせていただきます。副作用に配慮してお薬の量を調整しながら検査を行います。

安全に検査を行うため、血液中の酸素濃度や脈拍、血圧を測る機械(生体モニター)をつけた状態での検査となります。


◆検査後の注意事項

検査後は30分〜1時間ほど院内で休み、目覚めやふらつきの状態、血圧などが問題ないことを確認した後にお帰り頂きます。

鎮静剤の覚め方を見て、必要に応じて拮抗薬を注射します。

拮抗薬(フルマゼニル)の効き目が鎮静剤(ミダゾラム)よりも短いため、一度目が覚めた後に拮抗薬の効き目が切れて再度眠くなってしまう事があります。

その時の状況によって、院内安静の時間が長くなることも考えられますので、検査後には大切な予定を入れず、余裕を持ったスケジューリングをお願い致します。


★鎮静剤を使用した後は、車やバイク・自転車を運転することはできません。

万が一車やバイク、自転車で来院された場合は、鎮静剤を使用しないか、車などをご家族の方に取りに来て頂くなど、その旨医師・看護師にお申し出下さい。


★三鷹市の胃癌内視鏡健診では、原則鎮静剤を使用した胃カメラは行っておりません。反射が強い方には、鼻からのカメラをお勧めしていますが、どうしても鎮静剤を希望されるという方は個別に対応致しますので、お申し出下さい。